のどの構造と役割
のどは食べ物や水分を飲み込むときの通り道であると同時に、呼吸する酸素の通り道です。のどは空気に含まれているウイルスや細菌に常にさらされているだけに、病気になりやすい部位といえます。
のどの構造と役割についてですが、のどは鼻や口と、食道の入り口の間にあります。鼻の奥から食道の入り口までを咽=咽頭(いんとう)、気管の入り口の部分を喉=喉頭(こうとう)と区別しています。口や鼻は空気や食べ物、飲み物といった身体に必要なものを取り込む入口です。
これらのうち、空気は気管へ、食べ物や水分は食道へと分けて送るのが、のどの役割のひとつです。また、口や鼻は外界に接しているため、細菌やウイルスなど、外敵となる異物の侵入口にもなるわけです。それらをブロックして体内への侵入を防ぐのも大切なのどの役割です。また、声を出すのものど(喉頭)の機能です。